天長地久四海波静曲尺壱尺弐寸之水とは?

*スタッフ日常2011/9/28


こんにちは設計積算のみちもとです。
 
今日はとっても天気がいいですね

ずっと天気が悪く、屋根や外壁の工事が遅れがちで

お客様には大変ご迷惑をおかけしていました。

工事を担当している人は、工程の変更に四苦八苦の毎日でした

しかし、ここ最近は天気が良いので、現場が工程通りに進んでいるようです

今日、配筋検査に行った新築の現場もその一つ。

kensa01 防湿フィルムの重なり寸法もOKです 
kensa02排水管も配筋を乱していません
kensa1全景です

建物の位置や、GLからの高さ、配筋などの社内検査を行って

JIOの検査も無事終わり、今日の午後はコンクリートの打設です。

もう一つは、大規模リフォームです。

確認申請は下りてたのですが、天候が良くなるのを待ってようやく着工です。

昭和55年建築の耐震に関しては過渡期にあった建物ですが
金物がしっかりと入っています。
genba12階の桁の様子です

解体が始まったばかりで早速天井裏からこんな梁が出てきました。
genba2
全部は写ってないですが、”天長地久四海波静(テンチョウチキュウシカイナミシズカ)”と梁に書いてありました。

これは、古来日本家屋は船にたとえられ、永い航海の安全を祈る風習から来ています。大地を海に、建物を船にたとえて来た風習によるものだそうです。また、お家によっては、この後ろに”曲尺壱尺弐寸之水(キョクシャクイッシャクニスンノミズ)”と続けて書いてある場合もあります。

粋だなーって思う言葉ですね。(興味のある方はネットで調べてみて下さいね。)

いずれにしても、建物の安全と家族の繁栄を願って書く文字には変わりありません。

30年前にこのお家が建てられたときに、いろんな人の思いがあったことが伺えます。

とっても素敵ですね

30年の時を経て、次の世代がその思いを紡いでいく。

そんな思いのお手伝いができるリフォームになればと思います。

今回はこの辺で