大町はまちあるきの魅力がいっぱい

*スタッフ日常2018/10/12

安曇野市の山麓に、有明山神社があります。
先日、所属するNPOの活動で、同社のある穂高有明の宮城という地区にて
ガイドウォーキングツアーを実施しました。
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有明山神社はけっこう不思議というか、ミステリアスな神社で、
ご本殿が境内ではなく、背後に聳える信濃富士の異名をとる有明山の山頂にあり、
六柱のご祭神のうち一部の神様がちょいとあやふやな状況だったりとか、
鳥居や拝殿に掲げられた扁額の社号の文字で有明の明という漢字の偏が
日ではなく目になっていたりとか、いろいろ不思議があるのです。
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そんなこんなの有明山神社はパワースポットとしても有名な場所になっていて、
でも日頃はそんなに大勢の観光客でわんさかという感じでもなく、
静かで落ち着いた境内の環境に触れて楽しむことが出来ます。
村の氏神様ではないため氏子さんが一人もおらず、
旧有明村と崇敬者にて支えられているという様式の同社。
そんな不思議な有明山神社で崇敬者総代を一年だけですが務めたことのある
リフォーム設計担当の高松です、こんにちは。
 
さて、ガイドウォーキングツアーといえば。
これも先日の話ですが、大町市にてまちあるきガイドの研修講座があり、
そちらの企画に縁あって講師役として参加してきました。
研修の話はさておき、大町市というとみなさんはどんな印象があるでしょう?
黒部ダムの玄関口、仁科三湖、大町温泉郷、北アルプスの登山口、
などと言ったところが真っ先に思い浮かぶところでしょうか?
そんな郊外や山々に見どころがあるというイメージの強い大町市ですが、
市街地というのも実はいろんな要素の魅力が詰まった魅力ある街なのです。
市街地には日本酒の蔵元が三蔵あり、毎年三蔵めぐりのイベントが開催されるなど
酒造りの歴史がまちなかでしっかり息づいています。
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また古代から仁科氏という豪族が地域を支配していた拠点でもあったことから
古くから栄えた土地で、中世以降は宿場町としても発達して
町割りや残っている町家の様子などからもかなり大規模な
商人が軒を連ねていたことがよく分かります。
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古い土蔵もあちこちに見られ、また昭和の匂いを感じられるアーケード街など
ノスタルジックでインスタ映えするような風景が市街のそこかしこに見られます。
地方都市共通の悩みとして人口は減少傾向にあるという寂しい現実もありますが、
それでも他所から移り住んで来た若者や、この街で頑張ってみようという
地元出身の人々などが新しいお店をオープンしたりと、
新旧さまざまな表情を楽しめるまちにもなっています。
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そのほかにも看板建築や縦横に張り巡らされた水路の大半が暗渠になった姿とか、
まちを楽しむ切り口がたくさんありますが、個人的にはやはり
「昭和」というキーワードがぴったり嵌りますね。
昭和30年代の黒部ダム建設当時に賑わいと発展を見せた町の姿が
今にその痕跡を残しているという側面があるからかもしれませんが、
なんにしても、大町のまちなかは歩いて楽しい魅力がたっぷり詰まっていて、
すごく大きなポテンシャルを秘めた街だというのがまちあるき好きから見た
正直な実感です。
山岳イメージの強い大町市。
でもまちなかも魅力いっぱい。
機会があればぜひ大町市のまちなかも散策してみてください。
おススメです♪