長野市の中古物件リノベーション



長野市のリノベーション、中古リノベの基礎知識!

長野市の基本情報

県庁所在地である長野市は、長野県の北部に位置する人口約37万人(2022年4月1日現在)の中核都市です。約1400年の歴史を持つ善光寺が佇む門前町や長野駅周辺などの「都市部地域」と、自然豊かな田舎暮らし生活が実現できる「中山間地域」からなり、さらに以下のようなエリアに分かれています。

鬼無里エリア、戸隠・飯綱高原エリア、信州新町・大岡・中条エリア、市街地エリア、篠ノ井エリア、アップルラインエリア、川中島古戦場・松代・若穂エリア

長野市は東西を山地に囲まれた盆地のため、「夏は暑く、冬は寒い」という四季がはっきりした気候が特徴です。自然災害が少なく、台風などの影響も受けにくいでしょう。冬は市街地でも雪が積もることもありますが、除雪体制が整っているので、交通への影響を受けることなく快適に過ごせます。

また、経済や教育、医療の中心地として交通の便も良いです。複数の鉄道路線が走り、上信越自動車道や国道なども整備されています。新幹線を利用すれば、長野駅から東京までは1時間40分ほどと、都心からのアクセスも良好です。

長野市の住宅関連統計

長野市の住宅関連統計を見てみましょう。

  • 長野市のリフォーム・リノベーション

    長野市の住宅総数は県内1位の17.9万戸です。そのため、持ち家比率は県平均よりやや低めながらも、リフォーム市場規模は214億円と県内トップ。リフォーム産業新聞社の2020年度推計によると、リフォーム工事件数は11,536件、平均工事単価は185.5万円となっています。

    リフォーム市場規模は県内1位の214億円、住宅総数は県内1位の179310戸、持ち家比率は63.6%、居住者のいる住宅の構成は一戸建てが57.6%となっています。

    (参考:リフォーム新聞社推計 2020年情報)
    (参考:総務省統計局『平成30年住宅・土地統計調査』)

  • 長野市の空き家は約2万7000戸と増加傾向

    長野市では、2010 年の合併や人口減少等の理由から、総住宅数が増加するとともに、空き家数も増えています。

    総務省が実施した住宅・土地統計調査(2018.10.1基準日:推計値)によると、長野市は、住宅総数 179,310 戸のうち 27,750 戸が空き家となっています。空き家の数を総住宅数で割った「空き家率」は15.5%で、空き家の数、割合とも年々増加傾向にあります。

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    (参考:長野市『長野市空家等対策計画(案)』)

  • 長野市の公示地価は県内トップ

    公示地価は、国土交通省が毎年発表している、土地の資産価値を知るための指標です。2022年の長野市の公示地価は、住宅地の平均価格(1㎡あたり)が53,400円で県内1位、長野県全体の平均価格36,000円に比べ、17,400円高い結果となっています。

    なお、各地点の公示地価は、国土交通省HPの「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」や「全国地価マップ」などで検索できます。

    参考:統計ステーションながの『地価公示(令和4年)
    参考:統計ステーションながの『市町村別・用途別平均価格及び変動率一覧表

長野市の空き家情報

長野市なら「長野市空き家バンク」で空き家を調べられます。「空き家バンク」とは、地域の活性化を図ることが目的の制度です。ホームページでは、空き家を売りたい(貸したい)人が、空き家物件・土地の情報を提供しています。住宅であれば外観や内装の写真のほか、間取りや構造などを確認できるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

なお、情報は随時更新されています。最新情報は公式ホームページをご確認ください。

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長野市で活用できる補助金・助成金制度

長野市では、住宅を新築・リフォーム・リノベーションする際に活用できる補助金・助成金制度が用意されています。最新の情報や詳細については県や市の公式ホームページで確認するか、長野市においては担当窓口の住宅課建築指導課まで直接お問い合わせください。以下、代表的な制度をまとめました。

長野市 長野市新マイホームづくり資金融資 市民の方が長野市内に自分が住むための住宅を新築、購入、耐震改修、または増改築等をする際に、その資金の一部を融資するもの
長野市福祉住宅建設資金融資 高齢者または身体障害者等の方の居住環境を高めるため、生活に必要な施設を有する住宅の新築、増改築等に必要な資金の一部を低利で融資するもの
アスベスト飛散防止対策事業補助金 アスベストの含有調査及び除去等の経費の一部について、補助金交付事業を実施
長野県 信州健康ゼロエネ住宅助成金 県産木材を活用した住宅の新築工事や既存住宅の断熱性能を向上させるリフォーム工事をする際の費用の一部を助成
環境配慮型住宅助成金 木造住宅の新築や省エネルギー化リフォームをする際に費用の一部を助成
信州健康ゼロエネ住宅助成金 県産木材を活用した住宅の新築工事や既存住宅の断熱性能を向上させるリフォーム工事をする際の費用の一部を助成

(参考:長野市ホームページ『土地・住宅』)
(参考:長野県ホームページ『支援・補助』)

空き家を活用したいという場合、次のような補助金・助成金制度が利用できます。

長野市 空き家解体跡地の利活用事業補助金 空き家の解体跡地を利活用する場合の建設工事費の一部を補助
老朽危険空き家の解体工事補助金 老朽危険空き家の解体工事費の一部を補助(付帯工事に関する補助制度あり)
移住者空き家改修等補助 移住者等が行う空き家改修工事、家財道具等処分の事業に対し、予算の範囲内で補助金を交付
長野県 あんしん空き家流通促進事業 長野県内の中古住宅の所有者が行うインスペクション(住宅診断)と、既存住宅売買瑕疵保険料の費用を一部補助

(参考:長野市ホームページ『長野市空き家バンク関係補助金について』)
(参考:長野県ホームページ『あんしん空き家流通促進事業について』)

長野市に移住するメリット

  • ・土地や家賃相場が首都圏に比べて安い
  • ・自然豊かな環境で暮らせる
  • ・働く場所が充実している
  • ・首都圏や他県へのアクセスが良い
  • ・移住支援制度が充実している

長野市など、地方への移住を検討する際に、一番気になるのが土地や家賃相場ではないでしょうか。購入する場所にもよりますが、長野市は首都圏と比べ、住宅にかかる費用を抑えやすい傾向にあります。

また、他県へのアクセスの良さをあわせ持つ一方で、少し郊外へ足を伸ばせば戸隠や高原などの自然豊かな環境が広がっています。温泉やキャンプ施設も充実しており、週末にスキーなどのアクティビティを満喫できるでしょう。

この他、長野市は、移住・定住支援に力を入れています。例えば、一定の条件のもと他都道府県から移住し、就業または創業した方に移住支援金(長野市就業・創業移住支援金)を交付しているほか、「移住・定住相談デスク」を設置し、希望者へのサポート体制を整えています。

参考:長野市ホームページ『長野市移住・定住情報

長野市に住む場合の災害対策は?

長野市は、年間降水量が全国平均より少ないものの、冬の降雪量は比較的多いです。また、地下には善光寺地震などを引き起こした、2つの大きな活断層があります。災害時には、適切な判断と行動が大切となるでしょう。

長野市の公式ホームページには、消防・防災に関する情報が掲載されており参考にしてはいかがでしょうか。「防災情報ポータルサイト」では、気象、雨量・水位、避難情報や防災行政無線のお知らせなど、さまざまな防災情報を確認できます。

また、住む場所の検討時には各自治体が発行する「ハザードマップ」のチェックも忘れてはなりません。その土地の安全性について確認し、安心して暮らせる住まいを手に入れましょう。

参考:長野市ホームページ『長野市防災マップ