計画と、実際と

*キッチンリフォーム*リノベーション*性能向上リフォーム2021/9/24

 どんなご時世であっても・・・

 国宝松本城と北アルプスは、私たちの心を癒してくれる素敵な景観で。

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 晴れ渡る空が高く感じられるようになり、昼間の暑さもほどほどになってきて、
田んぼの稲刈りも進み、信州の風景も確実に秋の装いへと変化してきていますね。

 澄み切った青空と感染症対策に四苦八苦する下界の様子が、なんとなく違和感。
でもそんな素敵な青空に疲れた気持ちが励まれているような気にもなる、
ちょとセンチメンタルなリフォーム事業部設計担当の高松です、こんにちは。

 

 違和感といえば・・・。

 

 先日、リノベーション工事をさせて頂いたお施主様宅が完成となり、
関係スタッフみんなでお引渡しに出向かせて頂きました。
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毎回のことですが、無事に完成引き渡しの日を迎え、
お施主様に喜んで頂けると、それが何よりの励みとなり、
本当にありがたく、嬉しく思います。

 今回はLDKと水回り、それに寝室が一部屋という
1階の間取り全体の工事でしたが、お施主様から要望のあった
以前の住まいの課題をひとつひとつクリアにして出来上がった
新しい暮らしの器は、これからお施主様ご家族皆さんで、
さらに素敵な空間へと創り上げて行かれることでしょう。

 改めまして、完成おめでとうございます。

 

 ところで、そのお引渡しの際、
和やかに雑談するなかで話題になったのが、お仏壇置き場の配置。
まだお仏壇を据えられていないため少々分かりづらいのですが、
画像やや左手の棚板が造作されている部分が仏壇の据えられる場所です。
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じつは図面をみるとこのお仏壇スペースは、
四方をぐるっと歩くことが出来るようになっています。
お施主様のご家族からも、
「じつは、そのこと(四方を歩ける状態になっていること)に変な感じがしていて。
でもこうして完成してみると、ぜんぜん違和感がなくてよかった。」
とのお言葉を頂きました。
ブログ用

 

 

 じつは平面プランを計画する段階において、
お仏壇だけが独立した場所にあるような形となり、
そこに違和感を抱かれていたらしいのです。
もともとこの新しい仏壇スペースの側面に残る壁は
構造的事情から抜き差しの難しい部分で、
それの壁と柱を無理なく生かすための方策として
元の場所からひと区画隣のこの位置に仏壇を移動することに決めたのですが、
たしかに図面で見ると独立したコーナーにポツンと
据えられてしまうような印象を受けるかもしれません。

 隣室との壁に張り付く場所というわけでもなく、
またLDKとホールそれぞれを仕切っていた建具を
この場所からは取っ払いまたは奥に移動させたことで、
少なくとも図面上からは余計に孤立したスペースの印象を
強く抱かれたのかもしれません。

 ホール~ダイニング・リビングの動線上からは壁面の一部が見えるだけ。
リビング側からは背後の通路部分は意識に入らないので気にならず、
独立した空間のような印象はまったく受けないからきっと大丈夫。
設計担当としては計画時からそんな確信はありましたが、そうはいっても
お施主様ご家族にとっては不安な部分ではあったのだろうと推察します。

 実際に完成してみないと分からない、イメージしづらいことって、
お施主様方には少なからずあるかと思います。
今回の一件は結果的にご満足いただける納まりとなりましたが、
計画の段階から、完成イメージがしやすくなるように心がけ、
分かりやすい提案をさせて頂くことが大切だと改めて実感しました。
これからもお施主様の工事前のご不安を解消して行けるよう、
分かりやすい説明を心がけて行きたいと思います。  
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