中古住宅改修での出来事・・・

*スタッフ日常2012/7/20

いよいよ梅雨も明け、夏真っ盛りですね

みなさん熱中症や夏風邪など体調管理は大丈夫でしょうか?

連日ワイドショーなどで熱中症対策等、報じられていますが、本人はもちろん、高齢の方やお子さんにも気を配っていかなくてはいけないですね

今回は、見た目だけきれいになってもダメですよシリーズ第2弾

中古住宅ご購入されたお客様が、リフォームしてから引越しをしたいとのことで、お問い合わせをいただき、早速訪問。

ご要望は、家全体の内装・キッチン交換・トイレ交換・ユニットバス交換等々まさに家全体のお化粧直しをお考えでした。

しかし!天井を見上げるとシミが・・・
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黒く見える部分が全部雨漏りによるシミです。

早速原因究明のため屋根の上へ行って見ると、
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おかしい・・・

雨漏りするような箇所が見受けられない・・・・

と、見た目はごく普通の一文字葺き(横葺き)ですが、屋根の上に乗ってみると、屋根のこう配がゆるい事がわかりました!

さらには、壁際の雨押え(水切り)という施工が一切されていませんでした。

これは確実に雨や雪解け水が家の中に入っていることが予想されました。しかも1階の屋根全体から・・・

本来、こういった屋根の葺き方は、3寸勾配(16.7度)より急勾配とよく言われています。

このお宅は2寸勾配以下でしたので、適切な施工とは言えませんでした。

お客様にとっては、予想もしていなかったと思われますが、事実をお伝えしました。

今、この屋根の状況を見過ごして、内部をきれいにしたとしても、数年後、もしくは1年後にはまた天井にシミができ、切ない結果になってしまいます。
根本的な部分をなおしてから、徐々に内部をきれいにしていきませんか?とお客様に問いかけたところ、見た目より安心を得たいとのことで、屋根の改修に予算から充ててくださいました。
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アスファルトルーフィングというシートを敷き、
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竪平ロックという工法ですっきり納めました。

いわゆる昔から施工されている長尺瓦棒葺きというゆるい勾配の屋根に最適の施工方法です。

以前はトタンというほぼ鉄でできた材料で錆びやすかったのですが、現在は亜鉛と鉄を混ぜたガルバリウム鋼板という今では比較的知れ渡った材料を使用していますので、錆びにくく、長く安心して住んでいただけます。

「安心を得るリフォーム」

いい響きですね・・・

営業の矢嶋でした。