エコキュートの仕組み

*お知らせ*その他リフォーム*コラム2016/9/18

「エコキュート」という言葉を最近よく耳にしますよね。
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でも「エコキュート」って一体何者なのか、よく分からない部分もありますよね。
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という事で、今日はエコキュートについてお伝えしていきます。
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「エコキュートとは、大気の熱を利用してお湯を沸かす、地球環境への負荷をおさえた自然冷媒ヒートポンプ給油機である」
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とパナソニックのホームページでは書かれています。
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自然冷媒とは一般に自然界に存在する物質で、可燃性、毒性もありません。
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また加熱能力に優れているため、外気温が-10℃と低くても高温の貯湯が可能です。
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高温沸き上げに適している冷媒なのです。
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ちなみに、「冷媒」とは熱エネルギーを運ぶ役割を果たす物質の事。
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一般的には、液体が気化するときに周囲の熱を奪うという性質を利用して温度をコントロールする役割を利用して、冷蔵庫やエアコンなどに利用されています。
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難しい言葉が並びましたが、エコキュートの仕組みをこれからもう少し詳しく具体的に説明していきます。
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まず、大気中に存在する「熱エネルギー」をファンが取り込み
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続いて、取り込まれた熱エネルギーが「冷媒」によって圧縮機へ向かいます。
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圧縮された熱エネルギーの温度は急上昇するのですが、この「圧縮」をするために電気を必要とします。
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そして、圧縮された熱エネルギーの熱が水に移り、ついに「お湯」の完成です。
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完成したお湯はタンクの中で貯められます。
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以上が仕組みでした。
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では、エコキュートの何が良くて、何が気がかりな点として挙げられているのでしょうか。
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エコキュートのメリットは何といっても「地球にやさしいこと」。
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エコキュートが採用している自然冷媒は従来の冷媒とは異なり、オゾン層を与えず、さらに地球温暖化係数も約1700分の1と言われています。
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地球温暖化係数とは、二酸化炭素を基準にして、ほかの温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるか表した数字の事です。
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また災害時に水道が止まってしまった場合、貯湯タンクが住宅内に設置してあるため、雑用水として水やお湯を利用できます。
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デメリットは、設置するのにコストがかかり、さらに設置スペースも確保しなければならないことです。
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エコキュートを導入するお宅は「オール電化」が多いのですが、
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オール電化にした場合、昼間の電気代が高くななるという点もデメリットとして挙げられます。
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エコキュートの設置を考えられていらっしゃる方は、メリット・デメリットを天秤にかけつつ検討されてはどうでしょうか。