小屋裏と床下の日々

*スタッフ日常2016/9/27

こんにちは、リフォーム設計担当の高松です。

リフォームの設計業務にはいろいろな作業行程があることは
これまでのブログでもご紹介してきましたが、
そのなかでもここ数か月でその作業比率が高まってきているのが
既存住宅の耐震診断調査です。

2011年に発生した松本地方を中心とした大きな地震でも
建物の一部が損壊するなどの被害が多くの地区で発生しましたが、
とくに今年はまた熊本での大地震の影響を受けてか、
春先以降は住宅の耐震診断相談の件数が増えてきているような印象があります。

耐震診断は建物の強さ(地震に対する耐力)の現状を把握するのに
とても大切な作業で、この診断をもとにしてどう補強を実施していくか、
その検討を進めていくことになります。

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診断作業では建物の内外の現状を観察。
基礎や壁面にひび割れがないかどうかや、
小屋裏(天井裏)と床下などにも可能な限り進入し、
腐朽している個所がないか、現状の耐力壁構造はどうなっているか、
雨漏りやシロアリによる被害が生じていないかなど、
多岐にわたってチェックして行きます。

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お盆休み明けに弊社にて主催した住宅博会場での相談会でも
リフォームで模様替えや水回りの改修を考えておられる方が
合わせて耐震補強についても考えたいと相談される方がとても多く、
お住いの安心安全に対する関心の強さを改めて感じました。

今月初旬、この耐震診断に関する研修プログラムに参加するため、
埼玉県川口市にある研修施設まで出張してきました。

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日ごろ実施している耐震診断プログラムを利用しての研修ですが、
調査と分析、補強案検討などについて初めて知りえた最新情報などもあり、
とても有意義なブラッシュアップになったかと思っています。

耐震診断を経ての補強計画はお住まいによって様々なアプローチがあります。
十把ひとからげに方法をまとめ上げられない難しい一面ではありますが、
だからこそ専門家としての診断評価が重要になってくるのだと
日々の仕事の重みを実感しているところです。

耐震診断は有料ですが、事前のご相談はもちろん無料で対応させて頂いています。
機会を見つけてどうぞお気軽に耐震診断と補強工事についてのご相談を
投げかけてみてください。