お風呂の介護リフォームで考えておきたいこと その1

*お知らせ*お風呂リフォーム*コラム2016/11/17

ご家族の方の介護は、介護の経験がない方にとっては想像以上に大変なものになります。
従来の家のままで過ごそうとしていたら、介護を気にし始めて気づく段差などがあり、こういった小さなストレスを解消するためにリフォームを考える方も多いものです。

介護リフォームは家の中でも様々な場所に行うことになりますが、今回はお風呂の介護リフォームについてのお話をさせていただきます。

お風呂は、介護される方が寝たきりの状態になったり、介護のレベルがよほど進んでいない限り毎日のように入る場所になりますよね。
水で濡れた床は滑りやすく、かつ、洗面所の間の段差がしっかりあることも多く、ヒートショックなどの被害も多いのがお風呂場です。
介護をする場合は、大体の場合一緒にお風呂に入るようになったりしますから、ほとんどの場合で介護リフォームを行った方が良くなるでしょう。
ご家族の方で介護が必要になった方がいるという場合は、ぜひ参考にして見てください。

1.出入り口の広さをしっかり確保する
お風呂場での介護は、床の滑りやすさやたくさんの段差の影響もあって非常に大変なものになっています。
しかし、この大変な介護をサポートするための福祉用具がたくさん展開されているので、介護をすることになったら一度チェックしておきましょう。
これらの用具を使用するという場合に忘れずに考えたいのが、お風呂の出入り口の広さをしっかり確保するということです。
水回りキャリーや介助歩行をするために、お風呂場の出入り口は80cm程度は確保しておきたいですね。

2.浴室内での動線を意識する
介護の負担をできるだけ抑えるためにも、お風呂場の中では介護のときにどういった動きをするのか、しっかりとシミュレーションを行いましょう。
導線をできるだけ短くすることができるようになれば、介護の動きもかなり楽にすることができますよ。
イメージがしにくいという場合は、気軽にご相談ください。

次回も引き続き、お風呂場のリフォームで考えておきたいポイントについてのお話です。