大町でまちあるき

2019/6/7

先日、地鎮祭を執り行いました。
といっても新築住宅の地鎮祭ではなく、リフォーム工事の安全祈願祭としてです。
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リフォームでもお施主様のご希望からご神事を執り行わせて頂くことが時にあります。
お祭りごとがある無しに関わらず、現場に携わる者として気を引き締めて
安全第一に作業に取り掛かるのは当然のことではありますが、
こうしたご神事を執り行っていただけると、より一層身の引き締まる思いがします。
どのお施主様の住まいでも、それがリフォームでも新築でも、
工事は安全第一に、無事に完成する日まで真摯な姿勢で取り組ませて頂きたいと
祭事に参列させて頂いて改めて心に思う、リフォーム設計担当の高松です、こんにちは。

さて、話題は変わってまたまたサンプロ社内サークル活動「まちあるき部」の話です。
前回もそうでしたが、これしかネタないんかい!と突っ込まれそうで恐縮ですが、
懲りずに同じネタでがんばります(^^;

今回開催したのは6月初旬の好天日。
舞台は大北地域初開催となる大町市です。
JR信濃大町駅に集合したメンバー一行は、まず江戸時代の町割り絵図を眺めながら
現在地とこれから歩くエリアを確認。宿場町の面影を辿るべく、
宿場の南の入り口だった場所から歩き始めます。
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旅のお題は「宿場町・大町は食材交易の拠点!?」。
そんなテーマを背負いつつ、まず訪れたのが民俗資料館「塩の道ちょうじや」。
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かつて塩問屋として繁盛した明治期建築の町家をリノベーションし、
現在は塩の道と大町の歴史と触れ合うことのできる素敵な空間になっています。
館を運営するスタッフの方の話や展示物の見学など、
旅のお題に直結した歴史の痕跡に触れ合いましたが、
やはり建築屋のはしくれとしては質実剛健な町家建築の姿に興味が注がれました。

次に巡ったのは日本酒醸造の市野屋商店。
こちらでの見どころは幾棟も連なり建つ土蔵を覆う大屋根の様子。
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普通なら土蔵一棟ごとに屋根がつくわけですが、
ここでは複数の土蔵がひとつの大きな屋根で覆われています。
その様子を蔵元のご案内で見学させて頂き、珍しい小屋組みの様子を堪能しました。

建物見学だけでなく、まちなか散策も当然ながらツアーの魅力。
懐かしさを感じさせる土蔵群、昭和の商店街の雰囲気満点な名店街、
稲荷神社の手水石に使われていたという奇岩のすがた、などなど。
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途中、大町のまちを潤す男清水と女清水と言われる湧水の恵みを感じつつ
歩いてみないとなかなか気づかない、まちの隠れた魅力を楽しみながら
後半はクラフト作家のギャラリーとなっている「麻倉」へ。
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麻倉はその名の通り、かつては地元で産出した麻の貯蔵に活用されていた土蔵。
現在は地元のクラフト作家さんたちが運営するギャラリーとして再生され、
地域の魅力を発信する古くて新しい拠点として活用されています。

そして最後は参加メンバーお楽しみのランチタイム。
まちの中央通りに面した、かつて大庄屋を務めていた旧家の町家を
郷土料理の店として再生リノベーションされた「創舎わちがい」へ。
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こちらもまた明治期の建築ということでメンバーは古き時代の建物に惹き付けられ、
その後の美味しいランチでは現代の地域食文化の味を堪能させて頂き、
満足満腹のなかで今回のツアーは無事終了しました。
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いつも思うことですが、まちを歩いて巡るとまちの新しい魅力に気づかされ、
そのまちのことがますます気になり、好きになってきます。
建築という仕事に携わる私たちは建物を単体で見るだけでなく、
その建物群が作り上げていた地域の魅力を歩くことで感じ取り、
それぞれが感じた思いをまた建築の仕事に取り込み、
それぞれが担当するお施主様の家づくりに活かして行きたいと考えています。